準中型免許を取得すればすぐに軽トラックを運転できる

平成19年以前の道路交通法において、免許はただ「普通免許」と「大型免許」の2つしか区分はありませんでした。そこから平成19年6月に道路交通法の改正が行われ、小型と大型の間に位置するように「中型免許」が新設されたのです。そして平成29年にはまた新しく「準中型免許」が設けられる予定となります。運転できる車の大きさを小さいほうから並べてみると「普通免許」「準中型免許」「中型免許」「大型免許」となるため、準中型免許は普通免許と中型免許の中間にある免許と考えれば良いでしょう。なぜこのような区分を設けたかと言うと、産業がトラックドライバーの数を必要としているから、と考えられます。従来の中型免許は普通免許の経験2年以上という縛りがあったため、実質20歳からしか取得することはできませんでした。それが準中型免許では直接試験で取得することができ、18歳からトラックに乗ることができるようになるのです。教習所でも実際にトラックを運転することになるため、普通免許から取得するよりも安全性が向上したと捉えることもできます。

準中型免許で運転できる車

準中型免許では「車両総重量7.5t未満」「最大積載量4.5t未満」「乗車定員10人以下」という車両に乗ることができます。最大積載量というのは「積めることができる荷物の総重量」です。この場合は4.5tとなります。車両総重量というのは「最大積載量+最大の乗員定員数(この場合は10人)+車の重量」を指す言葉です。準中型免許では7.5tとなります。では具体的にどのような車に乗れるのかというと、それは2tトラックです。中型トラックや大型トラックに乗ることはできません。2tトラックは車両総重量が5tで最大積載量が3tのものなので準中型免許でも乗れる車に該当します。4tトラックの車両総重量は8tで最大積載量が5tとなるため、0.5tほど準中型免許の基準をオーバーしてしまうのです。基本的には準中型免許で乗ることが出来るものは小さめのトラックや軽トラを想像しておきましょう。大規模な物資を運ぶことはできませんが、普通車とは比較にならないほどの運搬性能を発揮するため需要の高い免許と言えます。

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平成19年における道路交通法改正前の場合、普通免許さえ所持していれば車両総重量8t、車両積載量5tのトラックを運転することができました。これは4tトラックを運転できることを示しています。平成19年における改正によって普通免許では車両総重量5t、最大積載量3tのものまで運転できるよう範囲が制限されました。そして平成29年の改定により普通免許所持者は車両総重量3.5t、最大積載量2tまでの車しか運転することはできなくなります。免許の新しい区分が新設されるたびに普通免許で運転できる車の範囲が狭まっているのです。ただ既に普通免許を取得している場合には新しく制限をかけられることはないため、既得権益の侵害にはなりません。平成29年に改定が行われた後で新しく免許を取得する方に制限がかかるだけです。この場合、大型ワゴンやSUV、キャンピングカーなど車種によっては運転できなくなってしまうものもいくつか出てくるという問題があります。トラックでなくても大型の車両を運転するには準中型免許が必要になるかもしれません。